昔の映画館

群馬の「高崎電気館」

自分が子供のころ、大人たちに「映画館に連れて行ってやるぞ」と言われると、とてもうれしかった。
となりの大きな町まで鉄道で行くのだが、その道中からわくわくした。
新作映画を、人よりも先に見るという、ちょっとした優越感もあったのかもしれない。
当時、まだ冷房が一般的でない時代、館内は冷房が効いており、快適に映画を見ることができた。

映画館といえば、自分にとって欠かすことの出来ない思い出は、館内にある売店の存在であった。
そこで売られている、ポップコーンやホットコーヒーが、そのころの自分には珍しく、それらを買ってもらえるのがうれしかった。
ときには映画よりも、そちらのほうに夢中になった。

このころの映画館の最大の特徴は、いまのシネコンなどと違い、「入れ替え」が無かったということである。
映画の途中から入場した場合、次の回にあらためて最初から見る、というような感じだった。
気に入った映画であれば、そのまま連続で見るのも自由であった。

まあ、いろいろあったけど、自分にとって映画館といえば、やっぱり「売店」が一番の思い出かな。

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